笹幸恵さんがライジングで紹介してくれた『飛べ!ダコタ』
を見た。
終戦の5か月後に佐渡島に不時着したイギリス空軍機の
乗務員と地元住民との交流を描いた映画だ。
昨日まで殺し合っていた敵兵に対する複雑な感情を克明に
描いていて、あの戦争の捉え方も確かだし、反戦平和が
鼻に付くいやらしさもない。
セリフがすべて自然で、こんなに素晴らしい映画があった
とは、全然知らなかった。
比嘉愛未が美しくて、演技力が抜群で見惚れるし、負傷して
戻ってきた日本兵の葛藤を窪田正孝がよく表現していて、
特に驚いたのは洞口依子、あんなに可愛かったのに、
老け役を演じる女優になって、戦死した子を思う母親の演技
が凄くて感動した。
こういう映画がヒットしなくちゃならないんだろうけど、
わしも知らなかったしなあ。
もったいない。